昨日は故郷である名古屋から、姉と、母の弟の奥さんとその子供、奥さんの妹とその子供、というご親戚一同が遊びに来てくれた。私は大学で関東に出てきてから名古屋には全く寄り付かず、しかも昔から親戚付き合いが苦手で、今日来てくれた面々も過去にほんの数回会ったか初めての人ばかり。母が亡くなった時、名古屋に残った姉一人が葬式の準備やらに追われるのを心配し、なんだかんだと助けてくれたのはこの人達で、それ以来姉はすっかり仲良しになり、鎌倉まで一緒に旅行をするまでになっていた。
皆が売り上げに協力してくれたり、お祝い(お見舞い?)金までくれる中、姉だけはレシートをチラつかせて
『はい、2,296円ちょーだい!』
ご近所さんにお土産をあげたいから、『ういろうと私の好きな「紅餡の千なり」買ってきて!』と頼んだら、早速その代金を請求された。全く.....お母さんと一緒だ、この性格!
『お姉ちゃんだけだよ、私からお金取るのは!みんななんだかんだ買ってくれたりお祝いくれたりしてるのにぃ~!』
と言ったら、
『だって、お金ないもん!』
で終わってしまった。やれやれ.....。だから昔から喧嘩が絶えない。3,300円渡して『お釣りはいいよ!』と言ったら、4円しっかり返された。この辺も母親そっくり。
姉以外のありがたい訪問を終え、早速「紅餡の千なり」が入った袋を開ける。買おうと思えば東京駅でも千葉のデパートでも買えるのだが、遥か名古屋から持ってきた、というところに意味がある。
かつての職場の先輩(....先輩なんて呼んだことなかったけど)が、
『餡が紅い"えげつない"どら焼き』
と言い、本気で喧嘩しそうになった。この違いが分からない人は、放っておきましょう!!
久々に食べた「紅餡の千なり」は、『一度くらい母の墓参りでも行こうかな?』という気にさせる、懐かしくしみじみとした味だった。
Kちゃん元気??