Apr 25, 2009

愛、愛、愛

雨ですねぇ~!早い人ならもうゴールデンウィークのスタートを切って、海外に飛び出しているんでしょうね。私が勤め人だった頃は、後半出発組。エアーチケットって、大連休の前倒しは高いけれど、後半に行くにつれて尻つぼみになっていくもので、前半組が帰り始める頃の格安チケットをゲットして旅立つ。当時の職場の後輩達には随分迷惑をかけたかもしれないけれど、そういう人間だとイメージを植え付けておいたので、きっと最初から諦めていたことでしょう。ほら、先輩が堂々と休んでくれた方が、下も休み易いでしょう?まぁ、言い訳だけどね.....。

話しは変わって、最近書類の添削をする仕事を手伝って、日本語の言い回しの難しさを久々に実感した。「久々」というのは、以前外国人に日本語を教えていたため、その時にひしひしと感じていたからだ。特に彼らが難題にしていたことの1つは、同じ漢字でも後ろに来る送り仮名によって、読み方や意味が変わってしまうこと。例えば「明るい」「明らか」はそれぞれ「アカるい」「アキらか」で、意味が違うことも日本人なら説明するまでもない。でもこの変化、外国人の目には異様に映るようで、「アキるい」「アカらか」と平気で答える。

モンゴル族で家族とはモンゴル語を使って話していた夫は、中国で暮らしていたため漢字は大体わかる。しかし日本語のこの独特の言い回しは、いつまでたっても馴染めない。普段の会話は英語だが、勉強のために一生懸命日本語で話し掛けてくる夫のこの手の間違いを、その都度訂正していると会話が成り立たないため聞き流してしまうが、これが夫の日本語力を停滞させていることは間違いない。つまりは私の責任なのだが、でも、本当に面倒なのよね~。

チビの笑顔が日々「愛くるしく」私を和ませる。でもチビの泣き顔はたまらなく「愛おしい」。
この違いがわかるようになったら、次のステップに昇級ね!

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Apr 22, 2009

役割

何やかやとバタバタしていたら、もう4月も後半になっていた。一日が恐ろしいほど早く過ぎていく。ゴールデンウィークを目前に各店でも気合が入っているようで、うちも頑張らなくてはならないが、時間だけが瞬く間に過ぎていってしまう。

忙しいと最初に削られるのは家族との時間で、とりわけチビと遊ぶ時間はどんどん減っていく。昼間の来客が多い時間は、夫にチビを外へ連れ出してもらう。海辺の公園で思いっきり遊んで帰ってくると、4時過ぎに昼寝を始めるので、夕方の仕事がはかどる。そんな感じだから、今まで一度も私がチビを公園へ連れて行ったことがない。夫から聞かされる公園でのチビのやんちゃぶりに、笑ったり、心配したりと想像を膨らませている。

店をチョット抜け出すくらいわけないのだが、たまに電話がかかったり、常連のお客さんとの会話など、開店間もない店で迷惑はかけたくない。それに一度チビと公園に行き始めたら、きっとその次も行きたくなって、仕事に集中できなくなるだろうし、チビにも「ママは一緒に行かれない人」と思わせておいた方が、何かと今は都合がいい。まぁ、全部こっちの勝手だが。

今日も夫がチビを公園へ連れて行こうとすると、友人からもらった大きなシャベルカーを持って行くと言って聞かず、パパに怒られていじけていた。泣く泣くおもちゃを置いてパパに抱っこされて公園へ向かったチビ。初夏のような日差しの中で、今日はどんなことをしているのだろう?

さて、ママはもう一仕事!

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Apr 13, 2009

つれづれ

昨日は鎌倉のメインストリートである若宮大路で、「鎌倉まつり」のパレードが行われていたらしい。いつものように店で籠の鳥状態だったため詳しいことはわからないが、その人込みから逃れてきたお客さんから聞いたところによると、御神輿やらミス鎌倉やらブラスバンドやら、様々なパレードで賑わっていたそうだ。ほんの数百メートルしか離れていないのに、今小路通り(うちの店のある通り)の静かなこと。

そう言えば、うちのすぐ近くの超高級マンションに超有名芸能人が住んでいるらしく、先日芸能レポーターがうちに取材に来た。住んでいるかどうか定かではなく、もちろん会ったことも無かったので何も答えられなかったが、即日完売の5億の部屋は、芸能人かどこかの社長さんじゃなければそう易々と買えるものではないだろう。

『掃除が大変だから、寝室とリビングの二部屋だけあれば十分なんだけど....。』と、あるお客さんと話していたら『金持ちは自分で掃除しないから!』と突っ込まれた。ごもっともで....。

今日も紫外線たっぷりの初夏のような鎌倉で、相変わらず季節感なく籠の鳥状態の私、でも、まぁ、シミができなくていいかな?アイスラテ飲みたいな~!

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Apr 6, 2009

初めの一歩

今日は鎌倉市の小学校の入学式のようで、正装した両親に連れられた新小学生達が、真新しいランドセルを嬉しそうに背負って飛び跳ねながら歩いていた。うちのチビも来年か再来年には幼稚園か保育園にデビューとなるだろうが、昼間チビと過ごすことが多い夫は『チビが学校に行くようになったら昼間どうやって過ごせばいいんだ.....?』と今から寂しがっている。チビの通園よりも、子離れできそうもないこっちの方がよっぽど心配だ。

うちの店がある御成町は以前天皇の別荘があったところらしく、天皇が来ると「天皇のおな~り~」となることからこの地名が付いた、と店の外を走る人力車のお兄さんがお客さんに説明していた。伝統のある御成小学校から御成中学に入り、湘南高校へ行って東大に入る、というのがここらのエリートコースだと、常連のお客さんがうちのチビに言い聞かせていた。中学まではなんとかなると思うが、高校から先は約束できないな。

夫は文字通り草原で馬に乗って過ごした生粋のモンゴル遊牧民、幼い頃学校に通っても先生とは名ばかりの近所の少し年高のお兄さんかお姉さんで、まともに勉強など教えてもらえなかったそうだ。16歳で家を出てインドで学校に通いようやくそれなりの知識がついたが、日本人の常識的なレベルには程遠い。夫と一緒に仕事をしていて、知識があるのと無いのとではこんなにも選択の幅が違うものなのかといつも思わされる。しかし、知識があり過ぎるのもやっかいなもので、これをするとどうなるのか、この先に何が待ち受けているのか、これをするよりもあれをした方がいいのか.....、とやる前から考え過ぎ、初めの一歩がなかなか踏み出せない。これが日本人の悪いところでもある。知識はもちろんたくさんあるに越したことは無いが、それが足かせになっては意味が無い。恵まれた教育環境の日本で溢れるほど与えられた知識は、行動を伴ってこそ初めて実に結び付く。失敗しても、ダメもとでも、もう少し身体で学ぶ必要がある気がする。

チビが学校に行くようになったら、算数の宿題とかパパに聞くんだろうな~。パパ、どうやって逃げるんだろう?しょうがないから、二人まとめて教えるか!

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Apr 1, 2009

腹冷え

春が来て、チビのトイレトレーニングを始めた途端「花冷え」の毎日で、トイレに行くのを失敗してパンツを脱がされ、お尻丸出しのチビがお腹を冷やさないかと「腹冷え」を心配している今日この頃、なんだかバタバタしているうちに4月になっていた。商売繁盛で忙しかったのならいいが、この不況を乗り切るためのあの手この手と、新商品の開発に追われた1週間で、まだそれが終わっていないため疲労感だけが残っているが、とにかく前へ進まなければ。

先日、以前勤めていた職場の人事異動があり、それと共に友人達から連絡が入った。誰がどこに異動したなど懐かしい名前が次々に挙がり、いつものこの時期のバタバタ感を思い出していた。「出るも地獄、残るも地獄」異動したからと言って楽な部署はなく、しかし残っていてもこの激務から開放されることはなく、扱う内容とメンバーが変わるだけの先の見えない堂々巡り。精神的に追い詰められた者も何人かいて、皆相当疲れていた。今も状況は相変わらずで、むしろ悪くなっていると言う。どこもかしこも大変だ。

東京にいた頃少林寺拳法をやっていて、東京から千葉へ移り住むため東京の支部を辞めなくてはならず、同時期に同じように辞める2人と共に、支部で送別会を開いてくれた。その別れ際、支部の先生が去っていく我々3人に手書きの色紙を下さった。他の二人は華々しい旅立ちへのはなむけの言葉だったが、なぜだか私の色紙には『踏まれても踏まれても立ち上がり咲き誇るタンポポの花』と書いてあった。私の何を見て、何を示唆してこれを書いて下さったのか、先生には尋ねなかったが、ドジで波乱な人生の私には、ある意味ぴったりな言葉だった。タンポポのように健気でかわいくはないが、タフな部分は負けてはいない。タフで楽観的な波乱の私の人生は、きっと死ぬまで続くだろう。

チビのトイレトレーニングが完了する頃には、すっかりポカポカの春になり、公園の辺り一面は踏まれても立ち直ったたくましいタンポポの花が、きっと咲き乱れているんだろうな~♪

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