Aug 22, 2011

時の流れのアクセント



暑中見舞いを1通も出さぬまま残暑見舞いとなり、むしろ秋の気配がチラホラの今日この頃。夏らしいことは何もせず、スイカも2回しか食べなかったけれど、毎日チビに持たせる保育園の水着があと残り1週間だと思うと、何となく夏が名残惜しくなる。

大人になると、本当に時間が経つのが早い。勤めていた頃に比べると、時間を生かすも殺すも自分次第ではあるものの、店の営業に加え保育園の送り迎えや雑務が増え、自由な時間は全くと言っていいほど無くなった。モンゴルの草原のど真ん中の小高い山の上で、冷たい風に吹かれながらのんびりと大空を見ていた自分は、まるで異次元の自分ではないかと思えるくらいの今の生活だが、まぁ、これが地に足をつけて生きていく、と言うことなのだろう。

世界や宇宙規模で考えると、どんな悩みも些細なものになってしまう。しかし、そういう些細なものを一つ一つ処理していくことが大切なんだと、チビの成長を見ていて思う。大人になって何でもわかったようなつもりでいても、本当は何にもわかっておらず、面倒くさがって適当に処理しているだけだ。

ジャンケンで、ハサミが紙に勝ち、石がハサミに勝つことは理解できるが、紙が石に勝つことに納得がいかないチビ。『ほら、紙は石を隠すことが出来るでしょ?』と説明をしてみても、『紙と石が闘ったら絶対石の方が強い!』と言ってなかなか聞こうとしない。なるほど、でも、それは言えている。

どうでもいいことかもしれないが、こんな些細な疑問が大切で、だから一緒に悩んで立ち止まってみる。すると、楽しい別の世界が見えてきて、流されるばかりの時間の中で、ちょっとしたアクセントになったりする。

さぁ、今日も一日頑張ろうかな~♪♪

posted by 天珠/曼荼羅/仏画(タンカ)の通販・販売 チベット専門店【蒙根】