Nov 26, 2008

ヒール

相撲が終わり、初場所まで一番の楽しみが無くなってしまった夫。日本の相撲は、今や安馬改め日馬富士が大関に昇進したり、両横綱がモンゴル出身だったりと、モンゴル族の夫を楽しませるには十分の材料だ。なんだかんだ言われても、やっぱりお気に入りは朝青龍。夫に限らず、モンゴル族の中では朝青龍の人気は絶大だ。力強い戦いぶりはもちろん、風貌といい、やんちゃな性格といい、彼こそモンゴリアンヒーローと言う人は多い。

先日ひょんなきっかけで、ネットの「花占い」をやることになった。、生年月日で占うのだが、私の場合は「キク」となり、要旨は「本物志向で、目的が決まるとそこへ一直線、まっしぐら」だそうだ。まぁ、結構当たっているかな、と。

小学校の低学年の時、たかだか夏の自由研究で水の性質について調べるのに、お年玉を叩いてプロ並みの顕微鏡を買い、意味があるような無いような論文を書き上げたり、どこでも走る強い車が欲しいからと、オフロードを走る訳ではないのに世界No.1オフロードカーのクライスラージープを買って、台風の最中他の車が立ち往生をしているところを悠々と走り抜けたりと、すごいんだかすごくないんだかよくわからないが、昔から「凝り性な本物志向」であったのは確かだ。

チベットに行ったきっかけも、映画で観たチベットに関する内容に興味を持ち、本や映画では飽き足らず「やっぱり本物を見てみなきゃ!」となったためで、決断した後は早い、早い。寝る間を惜しんで調べるので、大抵2日後には格安チケットをネットで予約している。

さて、そんなチベットで見つけたモンゴル族の夫は、本物の遊牧民であり、本物の騎馬民族だった。彼の足とも言える馬を操れない日本では、まだまだ彼の真価を問うことが出来ないが、短気で横柄な性格だけは、朝青龍並みのヒーローだ。

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