昨日、半年振りに髪を切った。結構バッサリと、ギリギリ縛れるぐらいの長さに切った。年に1~2回位しか美容院に行かない上に普段全く手入れをしないため、毛先が痛んでボサボサになっており、行きつけの美容院のオーナーと相談しながら、気分転換も兼ねてバッサリとやってもらった。お陰で頭が随分軽くなって涼しげに..... と思っていたら、今朝のなんと冷たい雨。少し早まったかな?春はまだまだ先のようだ。
サラリーマンをしていた頃は、雨の休日は好きだった。なぜなら休日に晴れると、洗濯やら布団干しやら普段やれないことを色々したくなり、休日をエンジョイできない。しかし雨なら諦めがついて、読みたい本や勉強道具を携えてカフェに行き、ゆっくりとしたひとときを過ごせるからだ。カフェのガラス越しに見る雨のビル街や行き交う人々は、なんだか情緒的で見ていて飽きない。
商売を始めた今、雨は大敵だ。特に冷たい雨は、来て下さるお客さんがグッと減り、売り上げは激減する。しかし快晴もまたダメで、一番いいのは曇り空。程よい曇り空は、行楽地に行く気はしないが買い物ぐらいなら、という気にさせるようで、うちにとっては「恵みの雲」と言う訳だ。
鎌倉の人々は冬から春にかけて、よく『桜が咲く頃までには.....』『花の季節になったら.....』というフレーズを用いる。鎌倉に限定したことではないかもしれないが、私が今まで住んだ場所ではあまり聞いたことが無く、事ある毎にこの「花のフレーズ」を耳にし、その情緒溢れる表現に感銘した。
鎌倉出身で今は別に移り住んでいる方で、定期的に鎌倉に帰る際にうちの店に寄って下さるお客さんが、その帰り際に『では、次は桜の季節に来ますね。』と言って下さった。なんと素敵な表現だこと!私も今度、誰かに使ってみようかな?
『花の時季には、きっとこの髪も伸びてます。』
..... う~ん、なんかあんまり素敵じゃない。なんで??