商売というものは簡単そうで難しい、とよく言うが、その難しさも色々あって、2年目を迎えた今は、自分が売りたいものとお客さんが欲しいものとのギャップに悩まされている。飾り程度に置いたものがやけに売れたり、お勧めのものがさっぱりだったりと、なかなかうまくいかない。それでも店を運営していくためには、売れるものを置く必要もある。その中で、なんとかうちの思いが込められるものを探す。売れるものとは、今皆が必要としているものであって、どんなにいいものでも必要でないものは、この不況下でお金を使う余裕は皆あまり無い。それでもただの実用品と違って、持つことで何だか気持ちが落ち着くような、あくまでも「うちらしい」物を提供できたらと、日々考えている。
開店翌日の昨年の今日は、鎌倉は大雪だった。
お祝いに友人が贈ってくれた飾り用の花が、店先で雪化粧に包まれていたのが懐かしい。今日の鎌倉は晴れ、悩み多き2年目の始まりを、太陽は激励してくれたようだ。
さて、まずはやるべきことをやりますかね!