Dec 8, 2008

アルパ ..... イト !?

先日、近所の仲のいいオーナーが経営するカフェでパーティがあり、お小遣い稼ぎがてら手伝いに行った。イベントのメインは、プロによるアルパの演奏だ。アルパとはスペイン語でハープを意味し、パラグアイなどの南米で多く演奏される楽器で、日本でも最近じわりじわりと人気の楽器らしい。この日演奏したミュージシャンも、名立たる有名芸能人に教授するなど、多忙な日々を送っているそうだ。皆が食事を含めて大金(?)を払って聴いている中、私はアルバイト代を貰いながら聴くという役得で、初めてアルパと接することになった。

モンゴルの馬頭琴や中国の二胡など、大陸の弦楽器の音色は大好きだ。アルパの音色は、いわゆるハープのやわらかい、ぼんやりした音質に比べると、もう少し固い、ハッキリした感じがする。それこそ、馬頭琴や二胡に近い音質だ。また普通のハープが指で弦を弾くのと違って、アルパは爪で弾いて演奏する。アルバイトの傍ら聴いていた割には、解説は聞き漏らさなかった。

さて、演奏はというと、やっぱりい~ねぇ~。生演奏の良さもあるが、こういう民族音楽はその音色に風景を感じるため、より聴く者の心を揺さぶる。役得では申し訳ないくらい、十分に楽しませてもらった。演奏してくれた中にお気に入りの曲があり、演奏後のCD販売で買うことが出来たが、せっかくのバイト代が飛んでしまっては家で待つチビ達に申し訳ないと思い止まり、記憶の中だけに留めておいた。縁があれば、またいつか巡り合うだろう。

給仕や皿洗いなど、学生時代に戻ったような忙しい夜だったが、生演奏付きのお得感バリバリのバイトだった。この手のパーティは毎年やるそうなので、即座に来年の「バイト」の予約を入れておいた。

馬頭琴奏者でも呼んでくれないかな~?
そうしたら夫も、バイト代無しで皿洗いさせるんだけど..... 。