Jul 31, 2008

神か仏か悪魔か......?

なぜ日本語と英語の両方でブログを書いているのかと言うと、一つには日本人と外国人両方の友人が読めるように。
そして、実生活で夫との共通語が英語のため、普段頭の中で何かを考える時、夫に話さなきゃと思うことは英語で考え、自分だけの事については日本語で考える、という習慣が自然と身に付いているため、ブログを書く時の頭の中の言語を選択しているという具合。
ただ、英語は夫も含めてネイティブではないため、言い回しや文法がかなり間違っているだろう。
まっ、その辺は旅の英会話だと思って、意味だけを推測して下さい。(.....と日本語で書いてもしょうがないか?)
うちの店に来るお客さんも、その国籍はバラエティに富んでいる。
鎌倉という土地柄、観光客のみならず、外国籍の住民も多い。
なんせ開店して最初の記念すべきお客さんは、鎌倉在住のオランダ人でしたから。

また、チベット仏教という存在が、日本よりも欧米の方が認知度が高いこともその理由だろう。
日本では、昨今のチベット騒動で初めてチベットの存在を知った人も多く、まだまだ怪しいカルト集団的な見方も根強い。
現に店の前を通り過ぎる人々が、口々に『怪し~い!』と言っているのをよく耳にする。
まさかその人を捉まえて『えっ?何が?どこが?何で?怪しくないってば!!.....』と言うわけにもいかず、店の中でモヤモヤするしかない。

夫はモンゴル族だから普通にチベット仏教を信仰するが、普段五体投地や真言を唱えることはないし、これまでに特別な行動を目にしたこともない。しかしさすがに日本人のように、神様、仏様、キリスト様をごちゃ混ぜにしたりはせず、タンカ(仏画)の取り扱いについても厳しい。
そして何よりも、生き物を殺すことを非常に嫌う。
以前英語バージョンのブログで少し書いたが、日本人なら老若男女問わず平気でバッチンバッチン殺す『蚊』でさえ、殺すのをためらう。小さい子供がいるため、その子が『蚊』の標的にならないよう仕方なくやるのだが、しかしけっして素手ではやらず、本や新聞を丸めて追い払うようにやるのが精一杯だ。
このあたりは、チベット仏教の教えが身に付いているのだろう。
そんな夫の前で、素手で平気でバッチンバッチンやってる私は、傍から見ればまるで悪魔のようだった.....。

まっ、何にせよ、あらゆることが科学で解明され、目まぐるしく移り変わる世界情勢の中で、時代に逆行するような怪しい店と、悪魔のような店長がいてもおもしろいかなと、自分で自分の存在意義を肯定している毎日であります。