Sep 22, 2008

バファリンプラスでもいいよ!

昨日から頭痛が..... いわゆる精神的な、「悩みが多くて頭痛が....。」 と言うのではなく、ホントに頭が痛い方。
もともと頭痛持ちで、何かと言えば頭痛が起きる。例えば風邪の引き始め、眼の使い過ぎなど、体調の崩し始めは全て頭痛が起こる。小さい頃からこの傾向があり、いつもは元気いっぱい夢いっぱい走り回っているのに、年に一度、決まって年度末、大きく体調を崩す。熱が40度近くまで上がり、『天井がゆらゆらしてるよ~!』と言っては、母親を心配させた。ちょくちょく風邪を引いたり熱を出したりする姉と違って、このとき以外はあまりにも元気のため、そのギャップにハラハラさせられる母は、『姉よりも性質が悪い!』といつも嘆いていた。

さて、この付き合いの長い頭痛だが、空白の2年間がある。

初めてチベットを旅した時、高山病の前兆である激しい頭痛に悩まされた。一番低いところでも富士山の頂上くらいと言われるチベット、起こりうるであろうこの頭痛を予測して、1週間の滞在の最初の3日間はラサ市内や近郊をプラプラする程度の、あまりムリをしない日程を組んだ。これは正解だったが、毎晩今までに経験したことのない、激しい激しい頭痛に襲われ、ベッドでのた打ち回っていた。夜でもまだ明るい外をホテルの窓から眺めながら、『あたし、こんなところで何やってんのかしら....?』と自問自答していたのを思い出す。

日本から持参した常備薬の「バファリン」は全く効かなかったが、ラサからバスで2時間くらいのお寺へ行った時に、隣に座っていたお坊さんが勧めてくれた10粒入ってわずか1元(16円)の怪しい頭痛薬はよく効いて、身体の慣れもあってか4日目ぐらいからは徐々に回復し、帰る時にはをすっかり忘れていたが、あのよく効いた怪しい薬だけは2箱買っておいた。

日本に戻って来て、いつもと同じ忙しい毎日を送っていたある日、ふと気が付いた。頭痛がしていないのだ!常備薬の「バファリン」も、買い置きしておいた「怪しい頭痛薬」も、全く使っていないのである。これは、私にとって画期的なことだった。たぶんチベットで、身体のあらゆる器官が活性化したんだろうと、勝手に結論付けておいた。

その後3回ほどチベットを訪れ、2回目はまだ現地で頭痛がしたが最初ほどではなく、後半2回は全くしなかった。つまりこの頃は、日本はおろかチベットでも頭痛知らずで、夢のような健康状態だった。

最後に店の品の買い付けにチベットを訪れてから、もう半年以上が経つ。最近また以前のように、頭痛が度々起こるようになった。

チベットエキスが切れてきたかな?
飛行機のチケット代が「バファリン」くらいだったらいいのに....。