Dec 31, 2008

初ベビ??

年末の気忙しい中、皆さんいかがお過ごしですか?

こちらは全く、いつもと同じです。
いつもと同じ時間に店に来て、掃除して、準備して、パソコンに向かっています。違うことと言えば、両隣の店が揃ってお休み、ということぐらい。別に年末年始だからと言って行く所はないし、もちろん行きたい所は山ほどあるけれど、お金とチビが許さない。それに店を閉めて家で休んでいても、結局家事育児に追い回されるだけだし、ならばいっそのこと店を開けて夫にチビを預け、1円でも稼いだ方がよっぽど有意義だ、ということで一生懸命(??)仕事しています。

お暇な方は、是非遊びに来てください。

さて、天気はいいのに外を歩く人はまばらで、でも初詣が始まるとこの裏通りも大変な人込みになるらしい。神様仏様がごちゃ混ぜな日本の風習を一蹴するチベット仏教徒の夫は、もちろん日本の神社やお寺ではお参りしない。まぁ、ごもっともで.....。私はと言えば、小さい頃は紅白が終わった後、近所のお寺へ家族で行き、お参りもそこそこに夜店で「ベビーカステラ」を買ってほお張っていた。そう、お参りなんてどうでもよく、ただただ夜店に行きたかっただけ。そして夜通し深夜映画を観て、眠気眼の新年を迎える。成長するにつれ、友達同士で初詣に行くようになり、社会人になってからは、異国の怪しい裏通りの安ホテルで、持ち帰りの怪しい何かを食べたりしていた。

神社仏閣教会が盛り沢山の鎌倉、新参者でうるさいチベット仏教徒の夫がいる家族は、どこへ行こうか?それとも行かないか?う~ん、「ベビカス」食べたいなぁ~~。

そんなこんなでまとまりませんが、よいお年を~♪♪

Dec 30, 2008

どっちがケチ??

夕べ、いつものようにHPの更新を一人ムシムシやっていたら、突然手元が暗くなった。そう、真上の電球が切れたのだ。しかもよくある「ためらい期間」など全く無く、突然ブチッと切れた。さぁ大変、これじゃぁ営業に差し支えると急いで電球を外して型番を調べてみると、何これ、なんか随分お高そうな電球(?)だこと。

この店の内装は、和服のリサイクル店をしていた前のオーナーから格安で譲ってもらった。だから半分畳になっていて、和と蔵(チベットのこと)の調和がおもしろいかなと、そのまま使っている。照明一つとっても、前オーナーのこだわりがあちこちにあり、店を開店する際にほとんど改装しないで済んだ。ただ、こだわりのモノは、高い....。この電球、ネットで調べたら上は2000円台から下は530円と、いずれにしてもいいお値段だ。しかも、うちがよく消耗品で利用する格安店では、取り寄せで10個8900円からと、面倒なことになっている。

もうひとつ面倒なことは、年末真っ只中なこと。30日から休業の店も多く、年末年始は休まない予定のうちの店は、更に休業の店が増えるお正月前に手に入れるしかない。さて、こうなると情報源はネット頼み。調べに調べ上げて、値段も手頃で年内にゲットできそうな店が見つかった。1個530円で、30日までは営業しているという。なんとか滑り込めそうだ。

そこでもうひとつ、懸案事項が出た。5250円以上お買い上げは、送料無料。ネット通販をやっている私が言うのもなんなんだが、せっかくお得な店を見つけたのに、送料を払うのはなんだか悔しい。しかしこの単価だと、最低10個は買わなければならない。この電球を使うのは店内で2箇所だけ。開業から今まで一度も切れなかったとなると、約1年は持つことになる。そうなると10個はざっと5年分。5年ねぇ~、まぁ腐ることは無いけれど、5年も寝かせておくのはチョット......。なら、諦めて送料を払えばいいのだが、送料は525円と電球とほぼ同じ金額。なんか嫌な感じでしょう?さぁ、どうしよう、時間が無い~。

もし夫に聞いたら、彼は間違いなく2個買って、送料を払えと言うだろう。なぜならいつもスーパーに行って、例えば私の大好きなパンが半額だったとすると、私は必ず2個、もしくはそれ以上買おうとする。だって半額なんだから、いつもの金額で2個食べれるんだもん、ラッキー!と考える。しかし夫は、半額で買えるということは半額分のお金がセーブ出来る、オトク!と考える。お店にとっては私みたいなアホタレがありがたいだろうが、夫の言うことはたぶん正しい。でもねぇ~、それじゃぁなんだかつまんないじゃない。

今回はうるさい夫はもう家に帰ってしまったため、決定権は私にある。(まぁ、いつも夫の言うことなんか聞かないけどね.....。)しかしさすがの私も、5年も先のことは考えられない。他に欲しい電球も無いし.....とグダグダ考えながら、ようやく6個で手を打った。6個と言うのは、代引き手数料がタダになる個数。3年分だし、まぁこの辺が妥当でしょう。明日の昼には着くそうで、なんとか年内に間に合った。

さて、あなたならどうする???

Dec 26, 2008

ビロビロ~~

1ヶ月以上もの間、毎日ラジオから聴かされ続けたクリスマスソングがぱたりと止んだかと思うと、手足も凍える大寒波がやってきて、朝からブルブルしていた。『今日やらずして、いつやるのだ!』と自分を叱咤しながら寒風吹きすさぶ中、朝からハンマー片手に店の入り口に防寒用の「暖簾」を取り付ける作業をした。

凍える手をこすりながらも、2時間程で完成した。冬に中国を旅したことがある人は、たぶんいたる所で見かけただろう。「超市」と呼ばれるスーパーやレストランの入り口などに、決まってぶら下がっているビニル製の暖簾。私はいつも「中国のビロビロ」と呼んでいたが、この暖簾、かなりの優れもので、厚さ5mmほどの重いビニルのシートが、防風防寒に非常に効果がある。

うちの店は、通常は入り口の扉を開けている。なぜなら、入り口を閉めてしまうと中の様子があまりよく見えないせいか、お客さんが気味悪がって(?)なかなか入ってきてくれない。しかし、冬場扉を開け放しておくと暖房が全く効かず、せっかく勇気を振り絞って入ってきてくれたお客さんが凍えかねない。どうしよう、と考えていたところ、ふと、この「ビロビロ」のことを思い出し、早速中国の友人にメールを送って向こうから送ってもらった、と言うわけだ。

その効果の程はと言うと、あったか~い。想像以上の暖かさだ。全てを取り付けた途端、店内は暖房を入れていないにもかかわらず、ほんわ~かとした暖かさになった。うん、うまくいった。

今日でちょうど、鎌倉に来て1年。去年の今頃は、引越し用に借りたレンタトラックを返すために、2度目のアクアラインを目指して湾岸道路を飛ばしていた頃だ。なんせ8時までに返さなければ追加料金となるため、引越し後にお茶を飲む間もなかった。

夫が日本での車の免許がないため、ドライバーは私一人。そのため、前日の夜遅くに自分の車で木更津のレンタカー会社まで行き、トラックを借りて家まで帰り、夜通し夫と二人でトラックに荷物を詰め込み、朝8時頃に出発しアクアラインを使って鎌倉へ。鎌倉についた後は急いで荷物を降ろし、再びレンタカー会社目指して2度目のアクアラインを走破。レンタカー会社で追徴金もなく無事1日分の支払いを済ませた後、自分の車に乗り換えて、その日3度目のアクアラインを使って鎌倉へ。

この日のハプニングを書き始めたら新年が明けてしまいそうなので、とりあえず今日はここまで。なんにせよ、アホな引越し計画に友人の一人が『誰もが思いつくけど、誰もやらないよね!』と言っていたのを思い出す。ホントに事故もなく、無事終わってよかった、よかった。

今日は「鎌倉住民登録1周年記念パーティ」でもやろうかな。
何やろう?.......... 何やろう???

Dec 25, 2008

メリクリ~♪♪


以前の職場の後輩から、遠路はるばるチビ宛にクリスマスプレゼントが届いた。彼女のリクエストに答えて、チビの写真をアップロード!
サンキュー!楽しそうに読んで(見て?)たよ~!
顔? これはそう簡単には見せられない。電車賃使って、はるばる見においでね~!


さて、昼間はポカポカ陽気だったクリスマスの一日、皆さん何してました?こっちはいつもの通り、一日中お店の中で悶々と........ しかし仲のいい常連さんが、アメリカに住む彼氏が送ってきたお菓子を手土産にやって来て、ガールズトークで大盛り上がり。すると、チビサンタが棒を持って間に割って入ってきた。ヤキモチ?それとも構ってチャン?しょうがないなぁ~。

ムシムシ一人残って仕事をしていたら、とっぷり夜が更けてしまった。これから家に帰るのに、クリスマスケーキの手土産はないけれど、家に帰ったらホットケーキでも作ろうかなと検討中。

明日から急に冷え込むらしいので、皆さん風邪ひかないように。
メリークリスマス~♪♪


Dec 24, 2008

未知の人は既知になる人

最近店に来てくださるお客さんが『ブログ読んでま~す!』とおっしゃる方が増え、すごく嬉しい反面チョッピリ恥ずかしい。でも、ついこの前まで全く知らなかった人と、店を開き、HPを立ち上げ、ブログを書くことで少しずつ知り合いになり、お店で「さぁご対面!」という流れが、なんだかとっても面白かったりする。ブログにもHPにも顔写真を載せていないため、来てくださる方は『あ~、あんなアホなこと書いていたのはこの人ね~!』とか『後姿ばかりのチビちゃんの顔は、こんなやんちゃ顔だったんだ~!』などなど、色々感じていらっしゃることでしょう。

ほら、そこで読んでいるだけのあなた、一度冷やかしに来ません??お代は見てからで結構よん!!

インターネットが普及していなかった子供の頃から、未知の人との交流に興味を持ち、小学校2年生にもかかわらずアマチュア無線の「ハム」の試験を受けに行ったことがある。正確に言えば、10日間の講習を受け、最後に試験を受けて合格すれば資格が取れる、というものだった。「ハム」の資格を取れば世界中の人といつでも交信ができる、ということを漫画で知り、親にせがんで受けに入ったのだが、受講に年齢制限はないものの、当然教室では最年少で、それでも頑張れば理解できない内容ではなかったのだが、最初の法規の内容が難しい言葉ばかりでつまらなくなり、たった2日で断念したのを憶えている。それに比べたら、ネットのなんと簡単なこと。まさに「どこでもドア」で、このディスプレイの向こうでどこの国の人とも瞬時に繋がるなんて、あの頃の私に『もう少し待ってなよ!』と教えてやりたい。

当時のハイテク通信「ハム」を断念してからしばらくすると、小学校でアフリカのヨハネスブルグ日本人学校の生徒に手紙を送る企画があり、大喜びで参加した。同じ年頃の女の子を選び、一生懸命手紙を書いた。すると、しばらくして他の送った生徒には、かわいい便箋に書かれた返事が届いたが、私だけはなんだか達筆な文字で書かれた、飾り気のない便箋が渡された。なんと、それはその学校の校長先生からのものだった。なんでも私が選んだ生徒は既に日本に帰ってしまい、もうその学校にはいないとのこと。せっかく手紙を書いてくれたのに、申し訳ない... 。と言う内容だった。

せっかく異国に住む未知の人と交流ができる、と「ハム」のリベンジに喜んでいたにもかかわらず、それが夢半ばで破れてしまいへこみそうになったものの、そこはポジティブシンキングの私、そのままその校長先生宛に手紙を書き、かなり強引に『じゃぁ、先生文通しましょう!』と仲間に引きずり込んでしまった。先生もこんな状況じゃ、イヤとは言えなかったのだろう。快く引き受けてくれ、先生が日本に帰るまでの1年以上もの間、まめに文通を続けたものだった。

先生が日本に帰って来てから一度だけお会いしたが、文章では素直に話せてもいざ60歳過ぎのおじさんを目の前にすると、小学校4年生のはにかみ少女は何も話せず、会話が異常に盛り上がらず、同行した母に先生が『この子は手紙の方がいいみたいですね。』と言っていたのを憶えている。その原因は、今ならわかる。文通していた時は、あの未知なる大地「アフリカ」にいる校長先生!と光り輝いていたが、日本に帰国されて今目の前にいるのは、ただの初老の校長先生。「アフリカ」という付加価値がなくなった先生に、素直な子供は魅力を感じなかったのだろう。

先生、お元気かな? 
あの時は、大変失礼しました..... 。
今ではもう、身体も心も大きく、ふてぶてしくなりましたよ~!

Dec 21, 2008

クッパじゃないよ!

「暖かい」と言うよりは「生ぬるい」陽気の師走の朝、いつものようにコートとマフラーに手袋までして店まで歩いたら、額に汗が滲み出ていた。まぁ、寒いよりは暖かいに越したことは無いが、明日からまたグッと寒くなるらしく、日毎の寒暖の差の激しさに、店に置く季節物の商品の陳列に頭を痛めている。

冬の朝の我が家の定番は、「トゥクパ」と呼ばれるチベット風すいとん。野菜たっぷりの塩味のスープの中に、小麦粉をぬるま湯で溶いてこねて棒状にし、それを手で引き伸ばしながら小さくちぎって直接入れる。日本のうどんのように麺を別茹でしないため、スープがシチューのようにとろみをおびて、身体が芯から温まる。私の大好きな一品だ。

初めて食べたのはもちろんチベット、しかも夫の手料理。市場で仕入れた野菜やヤクの肉でスープを作り、器用に小麦粉を操って次々とスープの中へちぎり入れる姿は、手先が不器用な私には神々しく光り輝いて見えた。日本に来てからも「初めのうちは」ちょくちょく作ってくれた。そう、「初めのうちは」ね...... しばらくすると、全く作ってくれなくなった。一日中チビに付き合わされてクタクタになるのか、夜になるといつもグッタリとしている。まぁ、ムリもない。私は料理が好きなので炊事を負担に感じることはないが、しかし他の誰かが作ってくれたものは自分のものより数段おいしく感じるため、チョッピリがっかりしていた。

ある朝、夫が長い間「トゥクパ」を作ってくれなかったため、自分で挑戦してみた。スープは上出来だが、やはり小麦粉がうまくいかない。見るに耐えないドロドロの「トゥクパモドキ」を仕上げると、夫は文句を言わず食べてはいたが、翌朝再び作ろうとした時『やろうか?』と自ら小麦粉をこね始めた。シメシメ..... 別に私の不器用さは謀ったものではないが、うまくいった感じだ。

それから冬の朝は、決まって私が先に昼の弁当と「トゥクパ」用のスープをこしらえ、後に起きてきた夫が私がシャワーを浴びている間に練った小麦をスープに投入する。抜群のコンビネーションのように見えるが、残念なのは私がそれを食べる時間が無いこと。『朝のシャワーを止めれば、十分食べる時間があるだろう!』と朝シャンの習慣がない夫に言われるが、こればっかりは止められない。小学生の時からの習慣だからね!

大好きな「トゥクパ」は、残りを夜に再びスープや野菜を追加して食べる。実は私、少し汁気を吸ってびろろ~んとなった方が好きなのよね~♪♪

「トゥクパ」の超簡単レシピはこちらで →→→ 「チベット雑学 トゥクパとは」 

Dec 17, 2008

旅のおまけ

鎌倉に来て、今月の26日ででようやく1年になる。
初めてづくしの毎日で、あっという間に過ぎてしまった。

今でも時々夫と思い出してはぞっ~とするのが、千葉から鎌倉への引越し。節約のため2tトラックをレンタルして、全て自分達だけでやったのだが、その大変さと言ったら、もう、もう、もう、....... 。もし次に引越しをするならば、絶対に業者に頼もう!もし頼むお金が無いのなら、絶対引越しはしない!とお互い固く誓い合ったものだった。

あの悪夢の引越しから1年、新天地鎌倉でたくさんの友人が出来たが、それと同時にたくさんの友人が引っ越して行った。

ユーモアたっぷりの話しが大好きだった自宅の裏に住むおばさんは、息子夫婦のところへ。夫に一生懸命英語を使って話し掛けてくれた向かいに住むおじさんは、奥さんと共に別の町へ。いつも私の名前をフルネームで呼んでくれた店の裏に住むおじいさんは、奥さんと共に老人ホームへ。仲の良かったカフェのオーナーは、大家さんの都合で閉店となり、別の町へ。「人生は出会いと別れの繰り返し」とはよく言ったもので、でもわずか1年未満でこれだけの人と別れるのは、ちょっぴり寂しい。

私はこれまで、色んなところを旅してきた。旅に出会いと別れは付きもの、気に入った町やそこで出会った人々と別れるのは寂しくて、帰りの飛行機ではいつも逆ホームシックにかかっていた。しかし、旅は非現実の世界であり、叙情豊かなシチュエーションが、ノスタルジックなドラマを最大限に盛り上げているだけ..... と私の冷静な頭脳が唱えているが、あいにく私は物事を頭ではなく心で判断するタチなので、非現実だろうが現実だろうが、感じた気持ちにウソは無いと信じている。それが証拠に、旅先で知り合った夫とあっさり結婚してしまった。旅だって、現実の世界に変わりは無い。

鎌倉での生活は、私の中ではまだ旅の途中である。ここからどこかへ移住したい、という意味ではなく、ここが終着点ではない、ということ。なぜなら、人生、何が起こるかわからないからだ。ほんの少し前までは、鎌倉でチベットの店を開くことなど微塵も考えなかった。世界中の株主だって、こんな大暴落が起こるなんて、以前は予想だにしなかったことだろう。だから私はいつも、目の前のことに全力投球し、ぶつかってきた障害には体当たりして、とにかく前へ前へと進んで行く。進んでいれば、必ずどこかへ辿り着く。旅先で道に迷った時と同じ、ひたすら前へ歩くのみ。

老人ホームへ入所してしまったおじいさんが、先日ひょっこりお店に来てくれた。私の顔を見るなり、「懐かしい~!」と思いを込めて言ってくれた。新参者だった私が、なんだかこの町の人間になれた気がして嬉しかった。出会いと別れの人生の旅路は、再会する喜びのおまけも付いている。

Dec 15, 2008

いいんじゃない?

スッキリとした冬晴れの一日、だけど寒い!一日中手をこすり合わせていたような気がする。夕べは部屋の中だというのに、寝るまで吐く息が白かった。どうか「しもやけ」だけにはなりませんように.....。

こんなに寒いのにうちの「チビサンタ」は、親の目を盗んでは外へ逃げ出そうとする。神経が鈍ってるんじゃないか、と思うほど寒がらない。それに付き合わされる気の毒な「パパサンタ(予定)」は、あの手この手でチビを店内に引き留めようとするが、既に靴を持って玄関で待つチビの笑顔には敵わず、極寒の公園へと繰り出して行った。ご愁傷様です.....。

幼稚園近くの公園が最近のチビのお気に入りで、園帰りのママさん達が子供達を連れてよく来るらしく、夫も「公園デビュー」を無事終えたようだ。まぁ、日本語がまだまだなので、どのくらいのデビューなのかはわからないが、行けばママさんグループが軽く会釈をしてくれるらしい。その手の世界は苦手なので、夫にやらせておいた方が無難だろう。

夫の日本語はもちろん以前よりは上達しているが、まだまだ初級にも達していないレベルだ。しかし最近何か吹っ切れたのか、以前よりも間違いを気にしないで話すようになった。町ではチビを介してお年寄りの方が話しかけてくれるため、それに応答しているうちに自信がついたのかもしれない。おかげで、........ 家でうるさくてたまらない。適当に相槌を打っていると、『コレデイイデスカ?』と質問されたりして、慌てることもしばしば。年末の決算やら申告の仕方など、新しいことを勉強中の私には邪魔でしょうがないが、そうとは言えず聞いているふりをしている。

『うん。』『そう、そう。』『OK、OK!』 ....... が続いたら、少しは悟ってよね!

Dec 13, 2008

祝一路保重

先日台湾からのお客さんが、うちの外に飾ってあったタンカを一目見て気に入り、お買い上げとなった。長いことショーウインドウに飾ってあったため、色あせがあるからともう売るつもりはなかったが、それでもいいからということで格安でお分けする事になった。

いざ支払いとなって、帰国日が近いためあまり日本円が無いので、足りない分はアメリカドルかクレジットカードを使いたいと言う。....... さて、どうしよう。クレジットカードは確実に手数料が取られ、売値以下になるのは間違いない。アメリカドルは今どん底だが、しかしこれ以上下がることはないだろう。クレジットだって入金されるまでに半月以上かかる訳だから、ドルがもう少し高くなるまで換金を待てば、もしかしたら売値より高くなるかもしれない。....... ということで、不足分をアメリカドルで200ドル受け取った。

それからというもの、やはり相場が気になる。たかが200ドル、されど200ドル。売り上げの際には90円で計算したため、ざっと1万8千円。もしこれが150円になれば3万円となる訳で、余剰分はチビちゃんのオムツ代に十分足りる。むふふ~♪♪ なんて皮算用をしていたら、昨日は一時88円だったとニュースで大騒ぎしていた。まぁ、わかっていたが、そうそう甘いものではない。

購入してくれた台湾のお客さんは、まだ20代位の若いお嬢さんだが、タンカが大好きで既に家には文殊菩薩の大きいものを所有しているらしい。チベットから日本経由で台湾に旅立つことになったドルカル(白タラ菩薩)は、台湾のどんなお家のどんな場所に飾られるのだろう?相場も気になるが、こっちはもっと気になる。

新竹米粉!

Dec 10, 2008

ほれ、ほれほれ!!

いつもチビにクマのぬいぐるみを持って来てくれる常連さんが、クリスマスプレゼントにと今日はゴリラのぬいぐるみを持って来てくれた。最近店の中でじっとしていないチビのせいで、せっかく来て頂いても入れ違いになることが多く、今日もチビたちが出掛けて10秒くらい経ったところでの御来店となり、急いで携帯で呼び戻し無事にお宝ゲットとなった。本当にいつもありがとうございます。

愛くるしいゴリラの熱い眼差しを受けながらムシムシHPの更新をしていると、2通の郵便が届いた。クレジット会社からの「入金のお知らせ」と電気会社からの「引き落としのお知らせ」だった。う~ん「金は天下の回り物」、しかし今回は出金額が入金額を上回り、うまく回り切れなかった。残念!

景気が悪い悪いと言いながら、近所の4億円のマンションは即完売し、先日お手伝いをしたパーティでは1万円近いワインがじゃんじゃん売れ、スタバでは相変わらず行列が出来ている。しかし我々小売業のオーナーが顔を会わせると、皆出るのはため息ばかり。どこでお金が回っているんでしょうね~??

太陽が出てきて、チョッピリぽかぽか陽気の今日、夫とチビは再び外へと繰り出した。一人ぼっちになった私に、再び熱い視線を送るゴリラ。
ごめんね、私毛深い人好みじゃないの....。

Dec 8, 2008

アルパ ..... イト !?

先日、近所の仲のいいオーナーが経営するカフェでパーティがあり、お小遣い稼ぎがてら手伝いに行った。イベントのメインは、プロによるアルパの演奏だ。アルパとはスペイン語でハープを意味し、パラグアイなどの南米で多く演奏される楽器で、日本でも最近じわりじわりと人気の楽器らしい。この日演奏したミュージシャンも、名立たる有名芸能人に教授するなど、多忙な日々を送っているそうだ。皆が食事を含めて大金(?)を払って聴いている中、私はアルバイト代を貰いながら聴くという役得で、初めてアルパと接することになった。

モンゴルの馬頭琴や中国の二胡など、大陸の弦楽器の音色は大好きだ。アルパの音色は、いわゆるハープのやわらかい、ぼんやりした音質に比べると、もう少し固い、ハッキリした感じがする。それこそ、馬頭琴や二胡に近い音質だ。また普通のハープが指で弦を弾くのと違って、アルパは爪で弾いて演奏する。アルバイトの傍ら聴いていた割には、解説は聞き漏らさなかった。

さて、演奏はというと、やっぱりい~ねぇ~。生演奏の良さもあるが、こういう民族音楽はその音色に風景を感じるため、より聴く者の心を揺さぶる。役得では申し訳ないくらい、十分に楽しませてもらった。演奏してくれた中にお気に入りの曲があり、演奏後のCD販売で買うことが出来たが、せっかくのバイト代が飛んでしまっては家で待つチビ達に申し訳ないと思い止まり、記憶の中だけに留めておいた。縁があれば、またいつか巡り合うだろう。

給仕や皿洗いなど、学生時代に戻ったような忙しい夜だったが、生演奏付きのお得感バリバリのバイトだった。この手のパーティは毎年やるそうなので、即座に来年の「バイト」の予約を入れておいた。

馬頭琴奏者でも呼んでくれないかな~?
そうしたら夫も、バイト代無しで皿洗いさせるんだけど..... 。

Dec 6, 2008

走る、走る、走る~~!!

小雨が降ったらGO!...... なんて暢気なことを言ってたら、小雨どころか雷ゴロゴロの土砂降りの雨となり、家に帰るのも危ぶまれていたが、5時過ぎにはすっかり止んでいたため、夫に『行くよ!』と声を掛け、急いで身支度をして5時23分の電車に駆け込み、一路「ランドマークタワー」へ。

久々のお出掛けに、電車が大好きなチビは大はしゃぎ。いつもはパパにベッタリだが、お出掛けの時と眠い時だけは私ににじり寄る。誰が主導権を握っているか、ちゃんと心得ているようだ。

桜木町の駅に着いて、動く歩道に乗ったところからチビのパワーは全開となる。人を掻き分け、と言うか人が歩いているのをお構い無しに、走る、走る、走る!まだ2歳にも満たないチビのクセに、親が必死になって追いかけても間に合わない。日頃から走るのが大好きで、家と店の往復や公園へ行く時など、とにかく目的地までは常に走っている。広~いランドマークタワーでチビのアドレナリンは爆発し、いつも以上に走る、走る!

途中最初の目的地である、「大きなツリー」のお目見え。そのツリーの脇で、有名なサックス奏者が雰囲気のあるジャズを演奏していたため、邪魔をしないように..... と思っていたら、しっかり真ん中を突っ切って行った。追い掛けていた私も必然的に真ん中を突っ切ることになり、音楽を聴いていたお客さんから小さく笑いがこぼれた。恥ずかしい.....。突っ切った先の立ち入り禁止ロープを散々イタズラしたチビは、再び走る、走る、走る!

ランドマークタワーを訪れたことがある人は分かると思うが、各タワーが直線で繋がっているため、最後のタワーまで一気に走り抜けることが出来る。歩いている人が器用にチビを避けてくれるため、自由気ままにひたすら走る。その後を「スミマセン、スミマセン!」と頭を下げながら必死で追い駆ける私。もうヘロヘロ~。

ようやく最後のタワーまで辿り着き、それでもなおジタバタしているチビを押さえつけ、軽くマックで休憩。大好きなポテトとジュースをいつもの倍の速さで口に運び、再び走る体勢となっているチビの気を紛らわそうと、雨がすっかり上がった外へ出て、イルミネーションをバックに写真撮影。しかしチビはとにかく走りたくて、写真はどれも逃げるチビを押さえつけているものばかり。こんにゃろぉ~!

復路も同じように走り抜けたチビは、私からバトンタッチされたパパをヘロヘロにさせながら、一気に駅まで駆け抜けて行った。ツリーを楽しんだかどうかはわからないが、ランドマークの大きさだけは十分過ぎるほど味わっただろう。

鎌倉駅から家への帰り道、いつもなら駆け抜けて行くはずのチビが私に抱っこをせがんできた。私ににじり寄るもう一方の「お眠」のサインだ。案の定、歩き出して間もなく頭がフラフラしてきて、半分くらいのところに来たらもうグッスリ。そのまま夕飯も食べずに、朝まで熟睡となった。ヘロヘロ~になったパパも、軽い夕食の後爆睡。ヘロヘロ~になりかけたママは、うるさい二人が早々に寝静まったため、一人DVDで映画鑑賞。ママは相変わらずタフである。

それにしても、子供ってなんであんなに走るんだろう?
時間はまだたっぷりあるのにね!
メリクリ~♪♪

Dec 5, 2008

弾丸ツアー

朝から生ぬるい南風が吹き荒れ、夕方からは冷たい雨になるらしい。こうなると客足はさっぱりになるため、それならばかねてより目論んでいた「横浜ランドマークタワーのクリスマスツリーをチビに見せようツアー」を今夜決行しようかと、ネットで電車の時刻を調べ始めた。

チビの遊び場はいつも店の近辺をチョロチョロするだけなので、たまには広いところでドーンとしたものを見せてあげたいなと常日頃考えており、少し前のニュースでNYのロックフェラーセンターのツリー点灯式を見て、これだぁ~!と一人ニンマリしていた。

広いところでドーンとしたものを求めているのは、チビにかこつけたお前の欲求だろっ!』と私を知る全ての人に突っ込まれそうだが ...... まぁそうですけど、何か?? 親の特権ですわ!

狭い小さな家には窮屈を感じないが、屋外で地平線や水平線が見えないようなところに長くいると、時折息苦しくなる。定期的に広いところで身体を開け放して浄化してやらないと、病気になってしまいそうな気がする。だから以前海外を放浪していた頃は、自然と歴史が融合したところを好んで回っていた。移住先を鎌倉に決めたのも、今思えば身体がそういう場所を求めていたのかもしれない。

「私の心身開放ツアー」 with 「チビへツリーを見せるツアー」を今夜決行するか否かは、この先の空模様にかかっている。

小雨が降り始めたらGOだ!

Dec 4, 2008

旅の空

ちょっとイライラすることがあり、気を静めようと頭を真っ白にする努力をしていた。目の前にある仕事は、一気にガンガン片付けないと気が済まない性格だが、地球上で一人で暮らしている訳ではないので、そっちの状況、あっちの状況で「待った」がかかる。こっちはいつも万全なのにと、足踏み状態にイライラが募るが、まっ、しょうがない。とりあえず、気分を変えよう!

旅の空では、この性格が一気に鈍化する。電車が遅れようが、会計がいい加減だろうが、その都度それを楽しんでいる。色んな国を回ったが、世界で日本ほどキッチリしている国はなく、その中でもさらにキッチリした性格の私も、アジアの辺境ではそのいい加減さを心地よく楽しんでいる。本来はこっちの性格なのかもしれない。

日本にいると、色んなモノの責任を負わされる。
店のオーナーとして、親として、妻として..... そうなると、あれをして、これをして、あれはダメ、これはダメ、となる訳で、自分の本意ではない。しかし、この一線を崩してしまえば、たぶん平気でズルズルいってしまうだろう。だから常に自分を律することで、この一線を保っている。

旅の空で出会った夫に、時々言われる。
『あの頃は、こんなにうるさくなかった。』..... と。
当たり前じゃない、あなたに出会ったのは、生来の私が現れていた旅の空の下。今は色んな責任の塊で、その役になり切っているのだから。

もしあの頃の私が恋しければ、私を旅に連れてって~♪♪

Dec 3, 2008

日本人の基本 その1

12月に入ったと思ったらもう3日!早いですねぇ~。
テレビのニュースで紅白の出場歌手がなんだかんだと言っているのを見て、年内にやるべき事で忘れているものがないか、少々不安になってくる。なんせ今年は開業1年目、店の経理やら何やらの手続きが全て初めてづくしのため、いつも開業マニュアルやネット検索に助けてもらっている。こと経理に関しては、「青色申告会」の記帳指導に大変お世話になった。以前他県ではあるものの仕事で多少関わったことがあったが、当時はこの先こういった形でお世話になるとは夢にも思わず、人の人生とは不思議なものである。懇切丁寧な個人指導を4回もして頂き、ありがとうございました。あともう1回、よろしくお願いしま~す!

ところで、最近夫のせいで、いわゆる「ベタ」な日本のテレビをよく見るようになった。例えば、「相撲」「水戸黄門」「演歌の歌謡ショー」などなど。日本語がまだよく理解できない夫のため、なるべくテレビのチャンネルは夫の好みに合わせているのだが、そうしたらこういったセレクションとなった。

「相撲」は小さい頃、父親が夕方になると見始め、ちょうど同じ時間帯に他チャンネルで子供向けの番組があるのに父親の権限でチャンネルを取られてしまうため、長いこと「相撲」に逆恨みをしていた。そのせいで、これまでまともに見たことが無かった。

「水戸黄門」は基本的に小さい頃から時代劇は大好きで、その影響で剣道を始めたくらいで、しかし単純なストーリーに飽きて30年近く見ていなかった。

「演歌の歌謡ショー」は、...... まぁ言うまでも無く、あまり若い女の子でテレビの演歌に釘付け!という人はいないでしょう。

そうなると、今年の年末は??
そう、「紅白歌合戦」 たぶんね!もし見るとしたら、何年振りになるのかなぁ~。これまで年末年始はいつも、どこかの見知らぬ国の見知らぬ安ホテルでひっそり過ごしていたことが多く、いかにも日本人的な年末年始を過ごすのは本当に久し振りだ。せっかくだから年越しそばやおせちでも作って、ベタベタな日本の「ゆく年くる年」をしてみようかな。

まだ「野鳥の会」がカウントしてるのかな?