Aug 5, 2009

初心

先週、思い掛けない来客があった。
この店を開店するにあたって、それまでチベット仏教の知識が皆無だった私が、夫の説明を裏付ける日本語の資料を探していた頃、一番分かり易く、一番詳しく書いてあった本で、タンカや曼荼羅の説明をする際に「間違っていなかったかな?」と、バイブルのように紐解く本の著者である「田中公明先生」が、近隣での講演会の後、うちの常連客を「鞄持ち」に従えて、お店に来て下さったのだ。

当初奥の部屋で片付け物をしていたため、夫が店で座っていたのだが、来客の声がしたため片付けを中断し店の中を覗いてみると、どこかで見たような男性と女性が立っていて、男性の方が私に名刺を差し出して『こういうものですが。』と仰る。はい、と言って名刺を見ると、先生のお名前が!よくお顔を拝見すると、あっ、本の中の写真と同じだ!で、後ろに立っていた女性を見ると、あっ、あなたは、いつもの!..... みたいな流れでのご対面となった。いや~、本当にビックリした。

田中先生は、インド・チベット・ネパールの仏教美術に関する研究の第一人者で、大学での講義の他、イベントでの講演、テレビでの解説でもお馴染みで、関連著書は多数というの雲の上の方。それにもかかわらず、こちらが開店間もない頃、お客さまからの質問で分からないことがあった時、先生の著書の中にHPのURLを見つけ、更にそこでメールアドレスを発見したため、ダメもとで不躾ながら質問を投げかけたところ、お忙しい中、時間を見つけて回答の返信を二度もして下さったという、とても親切な先生。近隣の市での講演会の後、うちの店のことを思い出して下さり、「鞄持ち」の彼女に聞くと、『ああ、その店知ってますよ~!』ということになって、猛暑の中、わざわざ足を運んで下さったそうだ。

9月には、東京の「上野の森美術館」で「チベット展」があるらしく、そこでも講演をされるとのこと。益々のご活躍の中、『もう場所も分かったから、近くに来たらまた寄りますね。』と嬉しいお言葉まで頂いた。喜びと緊張のあまり、気持ちがぶっ飛んでいたのは言うまでもない。

真っ白な状態で飛び込んだ「タンカ」や「曼荼羅」の世界は、本当に奥が深く、そして面白い。最近は忙しくてあまり勉強をしていないが、先生との再会(?)で、開店当初の学習魂が再びメラメラと燃え出してきた。

まだまだ駆け出しの、にわかチベット仏教美術学習家ですが、これからもよろしくお願いします。
..... にしても、ビックリしたよ~♪♪

posted by 天珠/曼荼羅/仏画の通販・販売 チベット専門店【蒙根】