Aug 17, 2009

ハイトン!?

最近、掃除機がゴミをスッと吸い込む様子がおもしろくてたまらないチビは、店でハンディクリーナーを持ち出しては、あっちこっちで小さなゴミを見つけて、スッス、スッスと「掃除」をしている。一見あまり迷惑じゃなさそうな遊びだが、このハンディクリーナー、稼働時間がわずか10分弱の割には充電時間は丸一日のため、チビのこの遊びのためだけに充電し稼動しているようなもので、以前のように棚の隅の掃除に使えなくなり、私としては非常に迷惑している。しかしこれを取り上げると、また新たな迷惑を発見するのは間違いないので、比較的害の少ないこの遊びは、今のところ黙認している。

私と夫が英語で会話をし、私からチビへは日本語、夫からチビへはモンゴル語や中国語という、非常に怪しい環境で育っているチビは、同年代の子供と比べると、まともな言語の語彙が乏しい。非常におしゃべりで、公園や図書館などで同世代の子供がいると、自分から積極的に話し掛けに行くのだが、訳の分からない言葉を発する元気いっぱいのチビを、礼儀正しい日本のお坊ちゃまやお嬢ちゃまは、怪訝そうに見ていて相手にしてくれない。まぁ、ムリもないかな。

日本語は純日本人の私から受け継ぐため、全く心配は要らないと思っていたら、先日車で買い物に行く途中、信号の赤色を見て『アカ』と変な発音で言っていた。『アカ』自体は間違いではないのだが、イントネーションが変なので「赤」には聞こえない。もしや~?と思って夫に「赤」を発音させると、やっぱり変な『アカ』が返ってきた。夫と居る時間が長いチビは、私よりも夫が勉強した怪しい日本語を受け継ぎ始めていたのだ。両親が外国人ならまだしも、母親が純日本人なんだから、もうチョット上手に話せるよう教えなきゃと、普段のチビとの関わりを反省した。

まだ小さい子供だから大丈夫!って思っている方も多いことでしょう。
でもね、
『電気閉めて!蜘蛛があった!薬を食べよう!』 って、
何十回教えても間違える夫の日本語は、やっぱりチョット問題でしょう?

そうこうしている内に、灼熱の太陽の下へ遊びに出掛けたチビと夫。
この隙に店の片付けを、重い普通の掃除機でやりますか。
今日はどんな怪しい日本語を教わってくるのかな?
シャチは海豚(イルカ)じゃないからね!!

posted by 天珠/曼荼羅/仏画の通販・販売 チベット専門店【蒙根】