夕べ仕事を終えて、10時過ぎに家路に着く途中、突然雨が降ってきた。いつも鞄の中に折り畳み傘を常備しているため、差そうと思えば差せたのだが、しばらく濡れて歩いていた。なぜなら、折り畳み傘が濡れるのがキライだからだ。次に鞄に常備させるために、一度乾かさなくてはならず、広げて乾かしておけば、すぐにチビの刀となって、骨の2~3本は折られてしまう。それに、乾かす行為そのものも面倒臭い。まだまだ、もうチョット..... としつこく粘り、足早に家路に向かったが、あと100mくらいのところでとうとう本格的に降ってきて、渋々傘を広げた。傘を差しても服がビタビタになるほどの土砂降りだったので、これならある意味差さなくても良かったかなと、しつこく後悔までしていた。
以前韓国人留学生に日本語を教えていた時、生徒が貸してくれた韓国映画で、正しい題名は忘れたが「晴れた日には傘を差して」というのがあった。映画の内容そのものはそんなにおもしろくなかったのだが、ヒロインが晴れた日に、傘を乾かすためだけに差す、という行為に大いに共感していた。最近は晴雨兼用の傘も多く、晴れた日にいかにも雨用な傘を差していても、それほど違和感は無いが、当時はまだ珍しい光景だった。今、私が常備している折り畳み傘は晴雨兼用だが、雨の日よりも専ら雨の後の晴れの日に使用されている。理由はもちろん、ヒロインと同じ。
今朝になっても雨は土砂降りで、風も強かったため、骨組みのしっかりしたジャンプ傘で店に向かった。夕べ使った折り畳み傘が、玄関で濡れたままグッタリしていたため、ビニル袋に入れて店まで持参し、今、奥の部屋で広げて乾かしている。チビが店に到着する前に早く乾かして、鞄に入れておかなければ命が無い。
そう言えば私、昔からよく「雨女」って言われていたっけ。
濡れて歩くのは、宿命かもしれない。
シトシトピッチャン~♪♪
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