
私の映画好きは、たぶん父親譲りだろう。母は映画や音楽など、無形文化にお金を費やすことにあまり興味を示さず、家や家具、宝石など、後に残せるものに投資したがった。ロマンチックな男性と、現実的な女性との違いかもしれないが、その点では男性的思考の私は、父と気が合い、よく一緒に出掛けたものだった。今のうちの店の「チベットジュエリー」という商品を、神秘的に受け止めて購入して下さる男性のお客様と、アクセサリーの一つとして捉える女性のお客様との違いにも、この辺りの性差が感じられる。
機内で見た映画のせいで、チベット行きを決め、挙句の果てにチベットの店を開いた私は、ロマンチックな思考の中で、現実的な女性の行動が伴ったようだ。しかし店を開いたことは、私のロマンチックな放浪の旅を「一時中断」させることに繋がり、それは残念な結果ではあったが、その分来て下さるお客様との出会いで、別の形の旅気分を味わっている。現実の放浪の旅の再開まではまだまだ時間がかかりそうなので、せめてTSUTAYAでロバート・ダウニーJr.の『アイアンマン』でも借りて、チビと一緒に見てみようかな。
アイアンチョーーップ!!.... とかあるのかな?
posted by 天珠/曼荼羅/仏画の通販・販売 チベット専門店【蒙根】