百科事典といえば、子供の頃名古屋の実家に「世界大百科事典」なるものがあった。小さい身体で1冊3kgはありそうな重たい本を両手で抱え、ワクワクしながらページを開いたことを思い出す。初めは写真付きのところばかり見ていたが、成長と共に文章も理解できるようになり、1ページ毎に繰り広げられる未知の世界に胸を躍らせていた。今ではすっかり情報も古くなって、重いばかりの無用の長物となっているだろうが、もしまだ捨てられていないのならば、是非鎌倉に持って来たい。...... まぁ、夫は嫌がるだろうけど。
インターネットは現代の「世界大大大百科事典」だ。知りたい言葉を入力するだけで、世界中から詳細で最新の情報が瞬時にして手に入る。アナログ派の私でさえ、ネットを始めたばかりの頃は、その便利さと情報の豊富さに時が経つのを忘れて没頭した。今でも分からないことや知りたいことがあると、とりあえずネットで調べる。しかしそれは、ただ最新の、大体の情報を入手したいだけで、興味が沸いてもっと知りたくなると、次は本を買う。それでも飽き足らなければ、可能な限りそこへ飛んで行く。今では店と子供を抱え、以前よりもフットワークは鈍くなったが、やはり「一見」に勝るものは無い。
チビはまだ、大好きな電車のページで騒いでいるだけなので、とりあえず鎌倉駅で事足りるだろう。
恐竜に興味を持ち始めたらどうしようか?
行っちゃう?...... ってどこへ??
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