Mar 15, 2009

春遠からじ

久々に朝から眩しいばかりの青空で、花粉症の人には地獄の週末かもしれないけれど、花粉症ではない上に頭痛の喪が明けたため、今朝は非常に爽やかな朝を迎えている。天気がいいと、光合成をしない人間でも元気になれる。布団を干したり、家のタンスの中を整理をしたいところだが、それはグッと我慢してお店に真っ直ぐ直行し、いつものように開店準備。「分身の術」が使えたらいいのになと、心の底から思っている。

気が付いたら3月も半ば、桜の季節になったら.... を合言葉に、鎌倉の各店のオーナー達は皆頑張っている。鎌倉の有名な小町通りは昔とは様変わりし(昔はどんなだったか知らないんだけど....。)、以前からそこで店を開いていたオーナー達は一様に嘆き、別へ移動したり店を閉めてしまったりしているそうだ。観光客でさえ昔の方が良かったと言っているこの現状、誰の意思での開発なのか?それでも賑わいを絶やさないのは、開発の賜物なのか?小町とは無縁の静かな裏通りのうちの店で、商売とはなんぞやと、静かに考えたりしている。

先日私が店を留守にしている夕方に、南米の雑貨を取り扱っている店の方が来て下さり、お互い仲良くしましょう!という趣旨で話を進めたかったらしいのだが、日本語がまだまだな夫とうまくコミュニケーションがとれなかったため、翌朝電話で改めて対談となった。なんでも以前偶然うちの店の前を通りかかり、国は違えど同じような匂いがしたそうで、改めて来店して下さったそうだ。たまに行うイベントなどを一緒にやったり、HPにリンクを貼り合ったりしましょう~♪♪ と怪しい(?)小売業同士手を組んだ、と言う訳だ。

旅好きで世界各国を放浪していた私も、南米は時間とお金がかかるので行きたくても行けなかった国の1つ。こんな形でお近付きになれるとは思いもせず、なんだか愉快な気分だ。南米雑貨のこの店は海老名に店舗があるそうで、近いうちに是非訪れてみたいと思っている。Linkは当店のHPに貼ってあるのでそちらをどうぞ。

さぁ、嘆いてばかりいないで、時代の波に飲まれることなく、うまく舵を操って新たな島に辿り着きたい。そこにはまた、愉快な出会いが待っているかもしれないからね!

posted by 天珠/曼荼羅/仏画の通販・販売 チベット専門店【蒙根】