Nov 18, 2012

冬の日の幸せ


11月も中旬を過ぎ、寒さを実感することが多くなった。
毎朝起きる5時半の暗闇が、夜なのか朝なのかわからなくなり始め、町のあちこちでクリスマスソングが流れ出し、コンビニからは肉まんやおでんのにおいが漂い、家で白菜を買って鍋物をするようになった。
冬の到来を五感で感じている、今日この頃である。

クリスマスプレゼントのリサーチのために、5歳のチビに欲しいおもちゃを打診したところ、最後の二つで悩んだ挙句、
『じゃあさ~、1個はサンタさんで、もう1個はママが僕に買ってくれればいいじゃん!』  ...... と一言。
「どっちも財布はママじゃない!」と言えない親心を知ってか知らずか、これが計算上のセリフならば、恐るべし5歳児である。

プレゼントをあげる相手がいることは、幸せなことである。そして子供のように無邪気に心から喜んでくれると、その幸せは倍増するため、ついついサンタにプレゼント2個は大丈夫かと、掛け合ってしまうのである。

冬は人の温もりを感じる季節だと、誰かの歌の歌詞にあったっけ。
朝の暗闇で最初に確かめるのは、横で寝ているチビの身体が、布団からはみ出していないかということ。同時に感じるチビの寝息に安堵しながら、寒いキッチンへと一人向かうのである。

「交渉成立しました。」(by Santa Claus)

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