ゴールデンウィークで皆お金も体力も使い果たしたのか、6日以降はどこもかしこも静かな鎌倉である。連休初日にチビの風邪がうつって最悪の体調だったが、既に完治して飲まなくなったチビの風邪薬を取り出し、大人だからと試しに一回倍の量を飲んでみたところ、これが非常によく効いて、翌日にはほぼ体調が復活していた。さすが、病院処方の抗生物質入り風邪薬、症状を緩和するだけの市販の感冒薬とは訳が違う。
なんの医科学的根拠もデータも無いのだが、知り合いの外国人数十人が皆口を揃えて言うことが『日本の市販薬は弱い!』。彼らの国々では例え市販薬であっても結構強いものがあって、医師の処方なしに簡単に購入できると言う。単に自国の薬の方が体質に合っているだけかもしれないが、欧米のみならずアジアから来た外国人も同じように言っていた。確かに日本の市販薬は万人向けに調合されているため、安全第一で効き目の強いものは少ないのかもしれない。
以前チベットへ仕入れに行った帰りの中国の成都で、お腹の調子が悪くなった夫が薬屋で勧められたのが「正露丸」だった。お馴染みのラッパのマークが描かれたオレンジ色の箱で、金額は忘れたが日本で買うよりも相当高かったことを覚えている。今から日本へ向かうのにここで無理をして高価な薬を買う必要はないと、他の中国薬を選択した。別の客にもこの「正露丸」を勧めている姿を見かけ、少なくともこの薬局では相当お勧めの薬のようだった。
私がこよなく愛す(?)「バファリンプラス」。多用すると薬剤による頭痛を引き起こすため、かかりつけの医師からは服用を禁じられているが、医師が処方する偏頭痛の痛み止め薬が切れてしまうと、次の診察まで待てないためこっそり服用してしまう。予防薬のお陰で以前のような1週間も続く激痛は起きなくなったが、まだまだ薬なしでは不安である。『痛くなりそうになったらパソコンを止めて、綺麗な空気でも吸って、ゆっくりと休みなさい。』と言うが、それができれば日本人の偏頭痛患者は激減しているだろう。
まぁ、それでも日々寝込むことなく元気に暮らしている。市販薬で治せる程度のものならば病気のうちには入らないし、多少どこかが痛んでいた方が、健康について予防の意識が働くためいいかもしれない。薬剤頭痛を引き起こさない『バファリンプラスアルファMAX』なんてできないかな~?
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