I am World Wanderer Nobrin!! On the way, I found my Mongolian husband in Tibet. This is my memories of my journey and life. My Wandering Life still continue...!!
Oct 24, 2011
上じゃなくて前ね!
トルコの地震、放射能汚染、カダフィ大佐射殺、タイの大洪水、etc......... なんて朝のニュースをテレビで散々見た後にシャワーを浴び、これからの世界はどうなっていくんだろう、なんてことを思い浮かべながら浴室から出てくると、『テテテ納豆ご飯じゃなきゃ嫌なのぉ~!』とベソをかきながらパパと大喧嘩している4歳のチビの声。
あぁ~、素晴らしい!なんて平和なんだろう!
未来は今の積み重ね。ついつい先のことを考えてしまいがちだが、今を一生懸命生きることが未来に繋がるのだ。わかっていても、これがなかなか難しい。
情報ツールがテレビと本ぐらいしかなかった昔に比べると、今ではネットで簡単に、より詳しく情報が手に入る。何も知らず平和ボケしながら遊び呆けていた自分の子供時代と違って、情報過多の今、子供達はどんなことを考えながら暮らしているのだろうか?
そう言えば、最近うちにいらっしゃるお客様の中で、お子様に霊能力がある方を多く見かけるようになった。元々純粋な子供には霊能力があると言われているが、その能力が薄れるといわれる中学や高校生などの思春期のお子様に、その能力を見るようになった。
原因は、もちろん一つには持って生まれた能力。誰もが身に付けられるものではなく、これは一種の才能である。しかし、問題はもう一つの要因である、親の不安や動揺が子供に影響を与えているケース。親だって人間、こんな不安をあおるニュースばかりでは、子供の未来に心配は尽きない。
じゃあどうすればいいのか?
前を向いて歩こう!
涙をこぼしてもいいから、歯を食いしばって、強く、たくましく、前を向いて歩こう!
そんな強さが、子供にも今の世の中にも必要な気がする。
ちなみに「テテテ納豆ご飯」とは、チャーハン(通称テテテご飯、なぜなら卵を割る音がテテテとチビに聞こえたらしく、この名が付いた)に納豆をかけて食べるという、微妙に面倒くさい、チビのお気に入りのご飯のこと。
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Oct 3, 2011
気まぐれな秋
すっかり秋めいた今朝の鎌倉で、枯れ葉舞い散る細道を自転車で保育園へと急いでいると、チャイルドシートに座ったチビが寒さのせいで『ヒャーヒャー』騒いでいた。車輪で踏みしめる枯れ落ち葉の「カシャカシャカシャカシャ・・・・・・」という小気味好い音が、何だか無性に心地良かった。こんな日はカフェで温かいカフェオレでも飲みながら、行き交う人をぼんやり眺めたいところだが.........さぁ、お仕事、お仕事。
せっかく気を引き締めたところで、チベットからとっくに届いてもいい商品が、中国の国慶節の影響で足止めを食らってしまった、とラサの友人から連絡が入った。あと1週間はかかる見込み、と言うことだ。あ~、なんだか出鼻をくじかれてしまった。やっぱりお茶しに行けと言うことかな?
今頃チビは、10日後に控えた運動会の練習で、顔を真っ赤にして走っているんだろうな~。
さて、気を取り直して、お仕事始めましょう!
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Sep 12, 2011
ちょー気持ちいい!!
朝ご飯の準備を終えてシャワーを浴びていると、ベッドから抜け出してきたチビがお風呂場の扉越しに『今日はもう20回だよね!』と声を弾ませて問い掛けてきた。最近うちのチビが愛して止まない「トランスフォーマー アニメイテッド」。そのロボットグループのリーダーで主人公でもある「オプティマスプライム」の変形玩具が、1ヵ月以上の時を経て、今日ようやくチビの手に渡るのだ。文字通り「夢にまで見た」オプティマスプライムを、これまで何度寝言で聞いたことだろうか。すぐに買ってあげることはできたのだが、友人からのお下がりや知人からの頂き物など、買ったものではないにしてもいつも身近におもちゃが溢れ、その扱いもぞんざいになってきたため、買い与えることを躊躇った。しかし、寝言で何度も聞かされているうちにだんだん可哀想になり、恋焦がれて約1ヶ月が過ぎた頃、『あと20回寝たら届くよ!』と言うと、スーパーで売られている小さなおもちゃ付きのお菓子でさえ買うのを止め、指折り数えて20回、今朝ようやくその日を迎えたのだ。
保育園へ行く道すがらも、自転車の後ろのチャイルドシートから「オプティマス」の話ばかりを聞かされた。きっと今日はニコニコ笑顔で、お弁当を完食して家に帰ってくるんだろうなぁ~と思うと、こっちも嬉しくなってくる。しかし、ここからがママの勝負だ。実はこの変形ロボット、非常に良くできているのだが、トランスフォームさせるのがなかなか難しく、4歳の子供が説明書を見ながらやるのは至難の業だ。一度覚えてしまえばなんてことはないのだが、最初は結構時間がかかる。おもちゃの修理はもちろん、パソコンや電気の配線などメカに強い私にとって、この手のおもちゃは朝飯前なのだが、それでもチビの目の前でスタイリッシュに変形を見せ付けるには、やはり予習が必要だ。ジョイントの具合やギミックの様子なども入念にチェックし、どや顔で説明書を見ないでトランスフォームさせるママは、最高にかっこ良く、それなりの地位も与えられる。現にメカに弱いパパは、これらの変形をいつもチビから教わることになるため、信頼度は低く、おもちゃに限らず家で何かが壊れたり調子が悪いときは、私に泣きついてパパには絶対触らせない。こんな時の優越感は、サイコーである。
順調に予習を終え、後はチビの帰りを待つばかりとなった。
またしばらくはトランスフォーマーごっこに付き合わされ、眠らせてもらえない日々が続くであろうが、その辺りはご愛嬌として、スーパーママは今夜も光り輝くであろう。
ウッシッシッ......... ♪♪
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Aug 22, 2011
時の流れのアクセント
暑中見舞いを1通も出さぬまま残暑見舞いとなり、むしろ秋の気配がチラホラの今日この頃。夏らしいことは何もせず、スイカも2回しか食べなかったけれど、毎日チビに持たせる保育園の水着があと残り1週間だと思うと、何となく夏が名残惜しくなる。
大人になると、本当に時間が経つのが早い。勤めていた頃に比べると、時間を生かすも殺すも自分次第ではあるものの、店の営業に加え保育園の送り迎えや雑務が増え、自由な時間は全くと言っていいほど無くなった。モンゴルの草原のど真ん中の小高い山の上で、冷たい風に吹かれながらのんびりと大空を見ていた自分は、まるで異次元の自分ではないかと思えるくらいの今の生活だが、まぁ、これが地に足をつけて生きていく、と言うことなのだろう。
世界や宇宙規模で考えると、どんな悩みも些細なものになってしまう。しかし、そういう些細なものを一つ一つ処理していくことが大切なんだと、チビの成長を見ていて思う。大人になって何でもわかったようなつもりでいても、本当は何にもわかっておらず、面倒くさがって適当に処理しているだけだ。
ジャンケンで、ハサミが紙に勝ち、石がハサミに勝つことは理解できるが、紙が石に勝つことに納得がいかないチビ。『ほら、紙は石を隠すことが出来るでしょ?』と説明をしてみても、『紙と石が闘ったら絶対石の方が強い!』と言ってなかなか聞こうとしない。なるほど、でも、それは言えている。
どうでもいいことかもしれないが、こんな些細な疑問が大切で、だから一緒に悩んで立ち止まってみる。すると、楽しい別の世界が見えてきて、流されるばかりの時間の中で、ちょっとしたアクセントになったりする。
さぁ、今日も一日頑張ろうかな~♪♪
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Jul 12, 2011
祭りのあと
大人になって当たり前のようにこなしていることは、かつてそれらを経験したり学習したりしたからなのだということを、4歳のチビや謎のモンゴル人(夫)を見ていて度々気づかされる。知らないことは分からない。想像はできるが、大抵は間違っていたりする。そこで教えられて初めて知り、再び挑戦し、経験を積んで、自分の糧となっていくのだ。そんな当たり前のことを、いい歳の大人になってしまったせいか、度々忘れてしまう。
店の近くに住む、チビの保育園の同級生に誘われて、初めて近くの神社のお祭りに出向いた。小さな小さなお祭りだったが、近隣の方々が作った手作りの屋台がちょこちょこっとあって、保育園児にはちょうどいいほのぼのとしたお祭りだった。同級生の親御さんから頂いた屋台専用チケットを使い、輪投げやくじ引き、ヨーヨー釣り、そして金魚すくいなどを楽しんだ。とりわけ金魚すくいはチビにとっては衝撃的だったようで、初めて金魚すくいポイを手にし、これでどうやって動く魚を捕らえればよいのか、激しく戸惑っていた。結果は思ったとおり、ポイを水の中にジャボジャボ入れて金魚を追っかけ回し、あっという間に紙はビリビリに破れ、ただの輪っかになっていた。それでもオマケにもらった金魚1匹がとても嬉しかったようで、ビニル袋越しにツンツン突いてはニコニコしていた。
まだまだ知らないことが山ほどあって、出会う度に驚き、戸惑い、そして喜び、本人の糧になっていくのだろう。かつて私を散々旅へと駆り立てたものも、未知の世界への憧憬に他ならず、今も時折その衝動に駆られるが、チビの笑顔でしばらくは我慢できる。そう言えば、謎のモンゴル人(夫)が日本に来て一番エキサイトしたものは、トイレのウォシュレットだった。ちょっとしたホテルやデパートに備え付けてある便座の横のスイッチを、どうすれば良いのか個室の中で誰にも聞くことが出来ず、しばらくの間悩んでいたそうだ。これも間違いなく、未知との遭遇だろう。
100円ショップでちょうどいい大きさの金魚鉢を見つけ、オマケの金魚を移し替えた。パンを小さく千切って入れるようチビに教えると、小さい手で一生懸命丸めて金魚にあげ、『ほらっ!食べろ!何やってんだよ!』とけしかけていた。
こんな夏の夕暮れも、悪くない。
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Jun 28, 2011
その時歴史が動いた.....かな?
ひょんなことから、熱河離宮(現中国承徳)の写真を頂いた。
この地はかつて清王朝時代、数々のチベット仏教寺院が建立され、そこで多くのチベット仏教美術品が収蔵されていたにもかかわらず、その後の日中戦争や内戦、文化大革命などでそのほとんどが破壊されたり持ち去られたりした所である。わずか11点の写真ではあったが、当時の面影を知ることが出来る大変興味深いもので、頂いた時は隅々まで食い入るように見入ってしまった。(熱河の詳細はこちらから)
歴史を知る術は古書を紐解くしかない。そして最後は、紐解いた者の判断に委ねられる。先日いらしたお客様は、本人曰く図書館で公に公開されていない古書を読み漁り、日本創世記頃の歴史を調べたところ、我々が学校で学び正しいとされていた日本史がどれだけいい加減で、そしてそれは日本のみならず世界史にも影響を及ぼしていることなど、彼女なりの見解を事細かに話して下さった。初老のご婦人だったが、何か資料を見るわけでもなく滔滔と話されるその語り口は実に明解で、大変興味をそそられた。事の真偽はもちろんわからないが、所詮どんな学者も当時へタイムスリップしない限り100%確実な答えは出せない訳で、だから歴史はロマンに満ち溢れていて面白い。
ちょっとした公の場で、そのお客様が独自の見解を述べ始めたところ、居合わせた学識の高い方々に頭ごなしに否定され、中には怒り出す方も出てきて大変な目に遭っい、それ以来あまり外では発言せず、一人粛々と調査の毎日だそうだ。勉強は「なぜ?」から始まる。幼い子供の「なんで?」は、勉強の第一歩だ。日本史や世界史は学校のテストの影響でとかく「暗記モノ」のイメージが強いが、これほど答えの不確かなものはなく、「なぜ?」の疑問に満ち満ちている。彼女のような見解があっても良い訳で、何よりも疑問を呈したことが素晴らしい。
私には彼女ほど明解に歴史を紐解く術は無いが、熱河の古い写真を見ながら、しばし清王朝時代にタイムスリップしたように当時の風景に思いを馳せてみた。
面白い!!
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Jun 8, 2011
色は匂えど、押っ張れば......
最近4歳の子供が、事ある毎に『おっぱれ~!』と言う。
造語の多いナンチャッテ日本語を話すチビだけに、また勝手に何かほざいているのかと思い適当にあしらっていたら、毎朝見る教育テレビの幼児番組で、主人公(?)が仲間とドタバタしている中で、『おっぱれ~!』と言っているのが耳に入ってきた。もしやと思いテレビの画面を見てみると、何かを穴の中から引っ張り出したり押し入れたりしながら『引っ張れ~!おっぱれ~!』と言っていた。つまり「おっぱれ」は「押っ張れ」だったのだ。チビがどのくらいこの言葉を理解して使っていたかは不明だが、大人の私は思わずクスリと笑ってしまった。
言葉は文化である。
そして、時代と共に刻々と変わり続けていく。
つまりは、言葉を見れば、当時の文化を推し量ることができる。
ギャル語が常態化し、日本語が乱れていると感じる今は、つまりそういう世の中だということだ。眉をひそめる人達もいるだろうが、これが現代日本の真の姿である。
かつて日本語教師の仕事を多少なりとも経験し、日本語に関する文献を色々読み漁り、その奥の深さに感動した。そんな素敵な日本語を残したいのならば、廃れいくものを嘆く前に、素敵な日本語を話したくなるような環境を築いていくことが大切だ。
私を「押っ張る」チビを、負けじと力で封じ込めた。いつもバタバタしている我が家では、ゆったりとした平安の言葉の再生は難しい。それでも、自分の思いを素敵な言葉で表せられるよう願いを込めて、毎晩(私の)眠い目をこすりながら、絵本を読み聞かせている。
天晴れ!!
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