May 5, 2013

願望は想像を超える ・・・ by 老母

 
 
5月3日の金曜日、閉店後にぎりぎりレイトショーで『アイアンマン3』が見られることがわかり、急遽シートを予約して近くのショッピングモールまで観に行った。ゴールデンウィーク中の唯一のビッグイベントになるだろうこの夜は、母子共々大興奮の大満足で、二日経った今日もまだトニーの余韻に浸っている。
 
とりわけ子供はすっかり「アイアンマン」になってしまい、ダンボールでお面や胸のアーク・リアクター、手のひらのリバルサーまで作り、現在ボディに取り組んでいる。本物の迫力にはかなわないが、その熱中ぶりはなかなかのもので、トニーのような天才発明家は無理としても、天才なりきり家としては十分いけそうな勢いだ。

ゴールデウィークは学校が休みになり、更に近所のお友達も遠出してしまったため、一緒に遊ぶことが出来ない。店で一日中軟禁状態の子供は、毎日退屈で仕方がなく、それでも文句を言わないところはいじらしい。だからなるべく店を閉めた夜に出掛けるようにしているのだが、場所は限られており、子供のテンションも今一つ盛り上がらない。しかし今回は大好きなヒーローの映画鑑賞だったため、観ている間はもちろんのこと、その後も興奮のまま想像の幅が広がり、店に戻ってからの工作にも気合が入る。『想像は知識に勝る』と唱えていたのは確かアインシュタイン。『想像力は世界を包み込む』・・・なるほど、お陰で子供は今日一日、店で静かに創作に明け暮れている。
 
さて、ボディもだいぶ出来上がってきて、前身と後身を繋ぎ合わせる作業に取り掛かり始めていた。ロバート・ダウニー・Jrのトニーの方が断然好みだが、このダンボールアイアンマンもキュートで良い。後40年ぐらいして男の渋さが出てきた頃に、是非会いたいものである。
 
その時はすっかり年老いて小さくなった母を、是非お姫様抱っこして守ってね~♪