最近、おもしろいことに気が付いた。チビの話す日本語が「女言葉」になっている、ということだ。幼稚園や保育園にはまだ行っていないし、近くに同世代の友達もいないため、チビの耳に入る日本語はほとんど私かテレビだけ。顔を見れば常に大声で怒鳴っている私の声は印象に残り易いようで、全て私の口癖となっている。
よく耳にするのは『イヤよ~!』『ダメよ~!』の拒絶系。確かにチビの悪戯や危ない行動を前にして、多用している覚えがある。次に多いのが『おいしいねぇ~!』『ねぇ~!』の共感系。そんなに使ってたかな?と思いきや、夫から私がいつも店でお客さんと会話をしている時、しょっちゅう耳にすると指摘された。恐るべし、チビの洞察力。
女言葉を耳にして違和感を感じるのは私だけで、モンゴル族の夫にしてみればただの日本語。なかなか身に付かない、にっくき「外国語」だ。しかしチビが言葉を覚えるにあたっては、環境的に日本語の方が断然有利で、夫が話すモンゴル語や中国語は、第二外国語になりかねない。自分の子供とたっぷり母語で話しをしたいのか、最近やけにチビにモンゴル語で話し掛けている気がする。まぁ、ムリもないかな。
そんなに心配しなくても、私の何倍もの時間を普段チビと過ごしているんだから、そのうちチビの方から『アーバ(モンゴル語で父のこと)』って呼んでくるかもよ。
私も環境に甘んじていないで、名古屋弁でも教えようかな?
名古屋弁とモンゴル語のバイリンガルってどぉよ?
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