先日あるお客様がクレジットで支払いをする際、『暗証番号を父親の命日で登録していていつもそれを忘れて困るので、誕生日にしておけば良かった!』という話をされていた。セキュリティの面では誕生日よりも安全だろうが、忘れやすいのも事実で、そのお客様は忘れないように携帯にメモを残しているため、これではあまり意味が無い。
命日と言えば以前このブログに書いたことがあるが、母親が亡くなった時、葬儀場の手配ミスで火葬が3日ほど先送りになり、広い和室の葬儀会場で遺体と三晩共にすることになり、線香番以外にやることがないため、夜な夜なテレビ観戦に明け暮れた。その時偶然観たのが、前回のサッカーワールドカップ決勝戦でのあの「ジダンの頭突き」。サッカーに全く興味が無い私でも、ジダンがどれだけの選手で、決勝戦がどれだけ大事なものかはわかる。葬儀場の大広間で、深夜一人で叫んでいたのを、ワールドカップの話題が出ると思い出す。お陰で母親の命日を知りたいとき、ネットで「ジダン 頭突き」と検索すればすぐに詳細な日付がわかるため、いろいろ助かっている。もちろん危険なので、暗証番号に設定はしていないが。
相変わらずサッカーには興味が無いため、日本中が盛り上がっていた今年のワールドカップも全く観ていなかったのだが、先日のパラグアイ戦の夜、珍しくチビが早くに床に付き、サッカー観戦をしていたがっていた夫も高いびきだったため、どっかりソファに腰を下ろして夫のコーラを盗み飲みしながらテレビをつけると、ちょうど後半戦残り30分だったため、チョット観てみようと思い気づけばPK戦が終わっていた。たぶん日本のサッカーで、歴史に残る有意義な試合だったことだろう。あんなに観たがっていた夫には悪いが、今回も意図しないところで大事な試合を観戦することができ、ラッキーだった。この夜を知るには「PK パラグアイ」で検索すればいいだろうな。
4年後はどんな偶然が待ち構えているかな?
サッカーファンでもにわかサッカーファンでもないが、チョッピリ楽しみだったりする。
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